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猫ちゃんに換毛期のトリミングは必要?換毛対策とキャットショーの準備

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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。

6月に入り、夏目前となってきましたね。
これから夏本番に向け、人間界では紫外線対策や暑さ対策をする季節となりました。
一方で猫ちゃんはというと、実はもう既に夏の準備を終えていて、秋に向けて準備を始めているのです。
その準備とは、猫ちゃん自身の「被毛の入れ替え準備」です。
これから夏がくるというのにもう秋や冬に向けての準備???と思われるかもしれませんが、実は今この時期から 猫ちゃんの被毛は秋に向けて入れ替えの準備を始め、そして11月頃には冬に向け被毛が夏毛と完全に入れ替わるのです。
今の時期はまだ準備を始めようとしている「猫ちゃんの被毛が心構えをしている段階」ですので、この準備期間中にしっかりと秋に向けた被毛の対策をしていきたいところです。

今回は「猫ちゃんの換毛期のトリミングの必要性についてと換毛期の対策とその応用について」をお話ししていきたいと思います。

それでは、本題に入りましょう。

目次

換毛期とは?

換毛期は、一般的に季節の変わり目の時期と言われている、春(3月頃)と秋(11月頃)の年2回あります。
換毛期は、猫ちゃんが季節に合わせた温度調節と皮膚の疾病予防のために、3月の換毛期には夏の暑さに備えるために、冬の寒さから体を守っていた「アンダーコート」が大量に抜け落ち、風通しの良くしています。
反対に11月の換毛期は、冬の寒さに耐えられるように夏に生えていた「アンダーコート」が抜け落ち、保湿性の高い厚みのある毛に生え変わります。
しかし、これはあくまでも一般論ですから、必ずしもすべての猫ちゃんがこの時期に換毛するわけではありません。

それは室内にて1年中一定の温度で暮らす猫ちゃんにとって季節の変わり目となる寒暖差が激しくないからです。
室内猫ちゃんの場合、換毛はいつもより少し毛が抜け落ちる程度で終える場合が殆どです。

もしかしたら、飼い主様の中には換毛について誤解しているかも知れませんので、猫ちゃんの毛の性質についてお話しをしていこうと思います。
もし不要であれば読み飛ばして下さい。

毛の性質について

ロングヘアーとショートヘアーの違い

猫ちゃんには、ロングヘアー(長毛種)とショートヘアー(短毛種)という分類があります。
これらの違いは「毛が長い」か「毛が短い」かの違いの分類です。

ロングコートとミディアムコート

ロングヘアーには、「ロングコートとミディアムコート」に分類されます。
ロングヘアーとショートヘアーの違いは、単純に長い毛の猫ちゃんか・短い毛の猫ちゃんかの違いなのに対して、ロングコートとミディアムコートの違いは、ロングヘアーに限定され、長い毛の猫ちゃんか・中程度の長さの猫ちゃんかの違いです。
ちなみにロングコートの代表猫種には、ペルシャ猫(正式にはパ―ジャンと言います。)やメインクーンが挙げられ、ミディアムコートの代表猫種には、サイベリアンやラグドール、ノルウェイジャンフォレスト、ラガマフィンが挙げられます。

毛の構造

猫ちゃんの被毛は、ロングヘアーの猫ちゃんもショートヘアーの猫ちゃんも2層構造になっています。
一層目は下毛「アンダーコート」と言い、ふわふわとした柔らかい被毛が特徴で、皮膚を守る最後の砦です。
また、寒さや暑さから身を守る役割も担っています。
よく飼い主様や猫愛好家の皆さまが口にする「モフモフ」というのはこのコートの厚みを言っているのだと思います。
もう一つの層は上毛「オーバーコート」と言い、少し脂がのった硬い被毛でアンダーコートよりも長いのが特徴で、外敵からの攻撃から身を守ったり雨風から身を守ったりする役割を担っています。

被毛については、以下の記事でも触れておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

サイベリアンのトリプルコートについて

「トリプルコート」とは正式名称ではなく造語です。
サイベリアンは極寒の地を耐え抜くために「オーバーコート」が発達しました。
オーバーコートよりも更に長い毛をオーバーコートに覆い被せることで、雨風や外気から身を守るために、特にサイベリアンでは「トリプルコート」が多く出現されたというものです。

現在はサイベリアンの3大特徴の一つとして謳われていますが、トリプルコートは「オーバーコート」の発展形とされていますので、猫ちゃんの基本構造には「トリプルコート」は含まれません
猫ちゃんの被毛の構造はあくまでも「ダブルコート(2層構造)」ということになります。

実は、トリプルコートはサイベリアンの特徴ではない可能性があります。
先程もお話した通り、極寒の地を耐え抜くために「オーバーコート」が発達したと言われているため、北欧の地が原産であるノルウェージャンや北米が原産地であるメインクーンも時折出現すると言われています。
しかし、国際血統登録団体(TICAやCFA)の間では、「殆どのサイベリアンでほぼ確実にトリプルコートが出現しているため、サイベリアンの特徴と言っても良いのではないか」と落ち着いています。

コーミング中のタマリクスくん

猫ちゃんの換毛期にトリミングは必要

猫ちゃんの場合は、被毛のカットは必要ではありませんと言うよりも毛をカットしてはいけません。
犬ちゃんはトリミングと言ってカットしますが、猫ちゃんの場合はトリミングという言葉は存在せず、あくまでもグルーミングに徹します。

軟便傾向のある猫ちゃんやお尻回りの毛を舐める(セルフグルーミング)のが苦手な猫ちゃんには、お尻回りの毛をカットしてあげた方が良いかもしれません。

肉球回りの毛(タフトと言います。)を切ってしまうとキャットショーでは失格若しくは減点されてしまうので切らない方が無難でしょう。

リンクスチップ

耳のトップの被毛(リンクスチップと言います。)は指で除去しましょう。
サイベリアンは「丸みが命」の血統猫ちゃんですから、リンクスチップを除去することで耳の丸みが増し、ヘッド全体がより丸く見えますので効果的です。

左下の画像はリンクスチップの除去、中央下の画像は除去後、右下の画像は除去前(左耳)・除去後(右耳)です。
比較すると除去前よりも除去後のほうが耳の丸みが協調されています。

サイベリアンのスタンダードについては、以下の記事で詳しく説明しておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

換毛期の対策とは?

換毛期とは、ある時期に自然の道理で毛が抜け落ちる動物の生理現象です。

毎日のコーミング(ブラッシングとも言い、コームで被毛をとかすことを指します。)が大切で、シャンプーよりも毎日のコーミングさえ出来ていれば、換毛期だからとって特別なことをする必要はありません。
毎日コーミングさえしていれば、自然に抜け落ちるアンダーコートを除去してあげることで、換毛対策はしっかりと出来ています。

なぜなら換毛期は「オーバーコート」が抜け落ちるのではなく「アンダーコート」がいつもより多めに抜け落ちる程度だからです。
大変ですが、毎日のコーミングを頑張って行いましょう。
もちろん、コーミングをしっかりやっているからと言って、シャンプーを疎かにしないようにしましょう。

被毛の管理については、以下の記事でも触れておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

毛球症に注意

毛球症とは、通常時猫ちゃんがセルフグルーミング時に飲み込んでしまった被毛を便と共に排せつしたり、口から吐いたりしますが、便や口等から排出されず、胃や腸等の消化器官内に被毛が溜まってしまう状態のことを言います。
食欲不振・便秘・下痢」等が症状として現れ、進行すると「腸閉塞」を引き起こし、最悪「死」を招く病気です。

換毛期はいつもより多めにアンダーコートが抜け落ちるために、猫ちゃんがセルフグルーミングする際にいつもより多めに毛を飲み込んでしまう傾向があります。
コーミングを毎日1回していたのを、換毛期は1日2回若しくは3回と多めにコーミングしてあげることで、猫ちゃんのセルフグルーミングを補助することに繋がり「毛球症」を防止することが可能です。

コーミング中のウメブロッサムちゃん

キャットショーに向けた事前準備

皆さま「サマーカット」又は「ライオンカット」という言葉をお聞きになられた方もいるかと思います。
サマーカットとは、本来暑さ対策で使われるものではなく、換毛期を利用して「次の換毛期に更なる毛吹きを増し、キャットショーシーズン中盤戦を戦い抜くために毛をゴージャスに仕上げる」ために行うグルーミング手法です。
但し、この手法は段階的に寒暖差を付ける必要があるため、エアコンや加湿器又は除湿器をフル稼働させることになり、いつも以上に猫ちゃんの健康面に気を配らなくてはいけません。
刈り方は簡単で、ペット用のバリカンで適当なmm数のアジャスターをセットし、尻尾と首回り以外を丸刈りにするだけです。

別名ライオンカットという名の通り、尻尾と首回りの毛は刈ってはいけません。
よく他WEBサイトで尻尾も首回りも刈ってしまっている猫ちゃんの写真や動画を見かけることがありますが、それは大きな間違いです。
猫ちゃんの場合(特に男の子)は、尻尾と首回りは自身の象徴で刈ることにより自尊心を傷つけ、以後ゴージャスな毛が生涯元に戻らない可能性があります。
サマーカットに限らず特に尻尾は、毛玉を作らないように念入りにコーミングするようにして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
少しでも同居猫ちゃんの換毛期の対策の参考になったでしょうか?
口で言うのは簡単ですが、いざ実践してみるとなかなか上手くいかないものです。
生き物である以上、個体差があり必ず成功するとは限りませんが、何度も何度もトライ&エラーを繰り返していくうちに、徐々に上達していくものですので、まずは行動し実践してみて下さい

CMATERRACE SIBERIANS™

今回のテーマは以上になります。

今回お話しさせて頂きました内容が、飼い主様にとって良い結果に繋がることを願っております。
万が一記事のご説明でご不明な点などがございましたら、お問い合わせフォームよりご質問下さい。
これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、次の記事でまた皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております。

免責事項
記事内容は常に細心の注意を払いリサーチし作成しておりますが、猫ちゃんの性格・ご家庭での飼育環境・ご家庭でのルールなどはご家庭毎に違うため、必ずしも記事内容の取り組みが成功するという保証はありませんので、参考程度にお読み下さい。
また記事内容が獣医療に関する内容の場合は、法令により診断の確定や治療方針などは獣医師のみが許可されており、動物看護師ではその診断・治療法について確定し助言することは出来ませんので、参考程度にお読み下さい。
記事内容に心当たりがある飼い主様がおられましたら、一刻も早く動物病院に通院されることをお勧めします。
利用規約の詳細は、こちらよりご確認下さい。

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