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被毛の静電気防止(乾燥)どのように対策する?

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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。

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静電気の原因

静電気の起こる原因は簡単にご説明すると、冬になると暖房器具で湿度が下がり、反対に湿度対策で加湿すると反対に湿度が急激に上がてしまいます。
その湿度が原因で室温が乾燥し、静電気が起きてしまいます。
本日は、被毛の静電気防止をどのように対策するのかをお話しします。

静電気が起きやすい毛色と起きづらい毛色

トラディショナルカラーは静電気が起きずらく、ポイントカラーは静電気が起きやすい。
ポイントカラーの場合は、静電気防止は必須と言えるでしょう。
毛色に関して詳しくは、今後別記事で投稿しますが簡単にご説明します。

トラディショナルカラー

トラディショナルカラー ブラウンマッカレルタビー  CMATERRACE PROTEA

トラディショナルカラーとは、昔からある・古典的なという意味で、サイベリアンの原点とも言えるブラウンタビーやブルタビーと言った毛色の名称のことです。
まさにサイベリアンの王道カラーと言えるカラーのことです。

ポインテット(ポイント)カラー

ポイントカラー ブルーリンクスポイント CMATERRACE DELPHINIUM

ポイントカラー(上の画像)は、必ず四肢・末端部分(耳・胴体・手足・尻尾部分など)にカラーが着く毛色のことです。
主に南半球で生息している猫ちゃんに多く見られていたカラーで、ブルーリンクスポイントやシールポイントと言った毛色の名称のことで、ラグドールちゃんを思い浮かべて頂けると想像が着くかと思います。

最近国内では、ネヴァマスカレードと言う猫種でも御馴染みの毛色ですね。
ちなみにネヴァマスカレードとは、ポイントカラーのサイベリアンのことを言います

毛色については以下の記事で詳しく説明しておりますので、毛色にご興味がある方はあわせてお読み下さい

まずは湿度管理を徹底しよう!

理想的な温度(25℃前後)と湿度(60%前後)です。温度は25℃を超えた方が良いかもしれませんね。

最初に取り組みべき対策は、湿度管理です。
まずは、湿度を50%以上70%以下になるよう調整してみましょう。
湿度管理は被毛の静電気防止の対策になりますが、それ以前にウイルスなどを増殖させない感染症対策として有効ですので、出来る限り加湿器や洗濯物で湿度を50%に保つようにしましょう。

加湿器は例えば14畳用とか20畳用とかの1台で稼働させるより、例えば14畳用の加湿器を2台で稼働させる方が湿度は上がる傾向にあります。
これはエアコンも同様のことが言えます。
また、2台以上で稼働させる方が加湿器自体も延命します。

アロマは厳禁

加湿器で気を付けなくてはならないことがあります。
それはアロマなどを注入できるタイプの加湿器などでアロマなどを注入すると、猫ちゃんの鼻腔・気管などに重大なダメージを与えてしまいます。
アロマは絶対に注入しないようにしましょう。

保湿液を塗布する

人間には効果的

被毛の管理の場合は、湿度対策に加え、被毛自体の対策を取らなくてはなりません。
その対策とはいつものシャンプーに一工夫施すところにありますが、保湿液には気を付けましょう。
一般的に人間の場合は、潤った状態を作り少しずつ静電気を放出してあげると、静電気をある程度防止することが出来るようです。
ハンドクリームを塗ったり、髪もこまめに保湿してあげると静電気をある程度防ぐことが出来ると言われていますが、猫ちゃんの被毛の場合には注意が必要です。

猫ちゃん、特に長毛種には逆効果

保湿液は人間の素肌や猫で言うと短毛種には効果的です。
しかし長毛種には反対にべたつきを助長させ、被毛を保湿液の成分(油分)で「べたべた」にしてしまい、テクスチャーが失われてしまいます。
静電気防止だけに着目するとこの対策で良いと言いたいところですが、最悪べたついた被毛部分をトリミングしなくてはならない事態に陥りますので、長毛種の場合は絶対禁忌と断言しても過言ではありません。
特にオス猫ちゃんは取り返しのつかない状態に陥り
、冬なのにライオンカットなんてことも・・・。

テクスチャーシャンプー(スタイリング剤)を取り入れる

通常のシャンプー・リンス(コンディショナー)後に、テクスチャーシャンプーを工程に組み入れます。
テクスチャーシャンプーは、シャンプーでパサついた被毛を落ち着かせ、よりゴージャスな被毛を作り上げるスタイリング剤ですが、静電気防止にも効果的です

通販サイトなどで、猫、ペット、テクスチャーシャンプーと検索すると多数ヒットします。
テクスチャーシャンプーは通販サイトで1,000円~3,000円程度で購入できると思いますが、基本通販で購入できるレベルのものはどれをお選びいただいても効果は同じだと思われます。
効果は同じと申し上げたのは、シャンプー自体の効果よりも人間側の技術的な問題の方が上回るためです。
シャンプーで迷うよりも、まずはトライ&エラーを繰り返しながら、その猫ちゃんにとって程良い妥協点を探る方がスキルを上げる近道です。

それでは、実際このブログでどこまで伝えれるか難しいところですが、流れをお伝えします。まずはこの工程通りに行ってみて下さい。

それでは、トライしてみましょう! 頑張って下さい。

シャンプーからテクスチャーシャンプまでの流れ

ステップ1
まずはコーミング

最初のステップはコーミングです。
余分な被毛をコームで梳かしましょう。
特に脇や鼠径部、腹部は毛玉になりやすいですから、特に念入りに梳かしましょう。
手で被毛を触ってゴワゴワ感が無くなり、被毛が滑らかになればOKです。
この工程は、シャンプーの前座として、常日頃から暇があれば被毛を梳いて慣れさせておいて下さい。
このコーミングがその後のシャンプーの明暗を分け、ある意味ではシャンプーよりも重要な工程で、シャンプーの基礎中の基礎となります。
Meisterよりもグレイハウンドの方が、ピンが太く粗目です。

最初はグレイハウンドでブラッシングした後にMeisterで仕上げるというイメージで、2本持っていた方が効率よく、被毛の仕上げには最適です。
どちらか一本だけという場合は、Meisterの方が猫ちゃんには細目の方が良いため、細目であるMeisterKS-108をお買い求めいただく方が良いでしょう。

ステップ2
シャンプー 1回ないし2回

シャンプーは原液では使わず、必ず薄めて汚れ具合にもよりますが2回くらいに分けて汚れを落とします
通常汚れは1回では落ちません。

このシャンプーがうまくいくか行かないかで、その後の仕上がりに差が生じます。

実際は、少し小さめの洗面器に2プッシュぐらい入れ400㏄くらいで薄め洗面器で泡立たせ皮膚を洗うイメージで揉み洗いします。
次いでシャワーなどで濯ぎます。(必ずしもシャワーでなくても構いません。)

濯ぎはたっぷりと時間をかけて、時間的目安はシャンプーの2倍から3倍の時間です。

ステップ3
リンス 1回

次は、リンスです。
リンスは、シャンプー同様に洗面器に2プッシュぐらい入れ400㏄くらいで薄め洗面器で泡立たせ、その後首からおしりにかけて洗面器ごと一気にかけます
その後被毛を揉みリンスを馴染ませます。

5分くらいでしょうか、リンスを被毛に馴染ませるため置きます。

ここら辺は完全に感覚になりますので、トライ&エラーを繰り返しながら、妥協点を探って下さい。

ステップ4
テクスチャーシャンプー 1回

次のステップはいよいよテクスチャーシャンプーになります。
今回のテーマ「静電気防止」ですのでかなり重要な工程となりますが、やり方自体は至ってシンプルです。
ステップ3 リンスの工程と同様ですが馴染ませる時間を設ける必要はありませんので、全体をもみ洗いをするようなイメージで馴染ませた後は、シャワーなどで一気に濯ぎましょう。
これで、一応の静電気防止策にはなります。
最初にお話しした通りに湿度との関係もありますので、部屋の湿度とテクスチャーの兼ね合いを確認しながら試行錯誤して下さい。
機会があればYoutubeなどでシャンプー動画をUPしていきたいと考えております。お楽しみに!

チェックポイント

原液は濃度が高すぎるので洗面器で薄めます。
ただ、湿度とテクスチャーのバランスが大切ですので、必ずしもこのやり方でクリアできるとは限りません。
その場合は、テクスチャーシャンプーの濃度をその都度調整しながらベストを探らなくてはなりませんので、頑張って下さい。

最後にドライヤーの前に、テクスチャースプレー(テックスチャーシャンプーではありません。)を噴霧しながらドライアップしていきます。

これである程度の静電気防止になるはずです。

是非、皆さん試してみて下さいね。

当ブログが初心者さんにおすすめシャンプーは?

静電気防止には必須のシャンプー

被毛や肌の状態で必要となるシャンプー

必須ではありませんが、べたついた被毛の皮脂汚れ(スタッドテイルなど)を落とすクレンジング剤です。

必須ではありませんが、クレンジングオイルを使用した場合、トリートメントシャンプー前の下洗いシャンプーとして使用するクレンジングシャンプーです。

ペルシャ猫やエキゾチックショートヘアーなどの涙焼けや被毛の汚れ対策に最適です。

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は「被毛の静電気防止についてのご説明」でした。
猫ちゃんの被毛の管理は、毎日のコーミングと適度なシャンプーが基本です。
また、猫ちゃんの被毛を管理していく上で、静電気対策は切って切り離せない厄介者です。
その殆どは気温(室温)と湿度と猫ちゃんの被毛のコンデションのバランスです。

本気で取り組みたい場合は、猫ちゃんの被毛の状態と気温(室温)と湿度をチェック表などを作成してその都度チェックして妥協点を探っていくことをお薦めします。

CMATERRACE SIBERIANS

これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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記事内容は常に細心の注意を払いリサーチし作成しおりますが、猫ちゃんの性格・ご家庭での飼育方法やご家庭でのルールはご家庭毎に違いますので、必ずしも記事内容の取り組みが成功するという保証はありませんので、参考程度にお読み下さい。

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