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猫ちゃんの無駄鳴きの原因と予防【対処法】 それ分離不安かも?

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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。

そろそろ夏本番に差し掛かかってきましたね。
エアコンのスイッチを入れているご家庭もあれば、窓を開けて過ごされているご家庭もおられるのではないでしょうか?
掃除や換気のために窓を開けることがありますが、この時期に限って言えば在宅中常時窓を開けっ放しにしていることもあります。
その際、いつもは気にならない猫ちゃんの鳴き声も夕方から夜間にかけては大音量に感じてしまいます。
これは、私自身が夜間ということで猫ちゃんの鳴き声の音量をシビアに感じ取ってしまっている心理的な側面もありますが、
実は猫ちゃんが鳴き続けるのにはかなり深刻な理由が潜んでいる場合があるということをご存知でしたか?
夏本番目前に差し掛かり窓を開ける時間が長くなって来たこの時期だからこそ、猫ちゃんの無駄鳴きについて皆さまにお話してみたいと思います。
愛猫ちゃんが該当していないかどうかを確認してみても損はないかと思います。

それでは、本題に入りますので、皆様どうぞよろしくお願いします。

目次

猫ちゃんの無駄鳴きに潜む病魔

皆様「分離不安障害」という症状をご存知でしょうか?
分離不安障害とは、自宅や愛着をもっている人(通常は母親)から離れることに対して持続的に強い不安が生じる精神疾患で、小児(特に女児)に多い症状で有名です。
ここで重要なのは「持続的」ということです。
通常子どもであれば、母親から離れることは不安を感じるものですが、成長するに連れこの不安は解消していきますが、分離不安障害は、例えば母親から離れる際極度な不安を感じ泣き叫び引き留めようとする行為をとります

この分離不安障害はペットにおいては、犬ちゃんに多く見られるこの症状ですが、実は猫ちゃんにもこの症状に陥ることがあるようです

分離不安とは?

ペットの分離不安症とは、猫ちゃんが愛着を感じている人と離れた時に生じる、極度のストレス反応を言います。

どんな猫ちゃんでも1匹になると多少のストレスを感じ不安になることは問題とならずに正常の範囲内ですが、それにより粗相をする、過剰に強く鳴き続ける、室内を荒らす、脱毛してしまうほどの過剰なセルフグルーミングをするなどの問題行動が持続すると分離不安症の可能性が高いと考えられ、留守番時に起こすことが多いようです。

それでは、分離不安とはどのような症状なのかを確認していきましょう。

具体的な症状

代表的な症状としては、長時間大声で鳴いたり急に甘えるように鳴いたりと意味のない場面で鳴き続ける、所謂無駄鳴きが見られることです。
ストレス反応の程度によりますが、声が出なくなるほど一日中鳴き続ける猫ちゃんもいるようです。

加え、落ち着きなく飛び回る、同じ場所をウロウロする(常同行動と言います。)、粗相や脱毛や皮膚が爛れる程の怪我を負う程の過剰なセルフグルーミング、誤飲、飼い主に対して噛みつく、爪研ぎレベルではなく通常考えられないほど壁や家具などを破壊する行為などの凶暴な行動などが見られます。
この症状が一時的ではなく持続的に続くようであれば、分離不安を疑うべきかもしれません。

原因

個体差(性格)に大きく左右され、猫ちゃんが「環境の変化に強い不安を感じた時」に発症する場合が多いようです。

以下は、不安を感じやすい原因を列挙しましたので、ご家庭の環境に照らし合わせ合致している内容がないかを確認してみて下さい。

原因を列挙してみると猫ちゃんが不安を強く感じる原因は、飼い主様との関わりに対して強く症状が現れる傾向にあるようです。

★★★最も関連性が強い
★★関連性が強い
★関連性あり

  • 引っ越しにおける住環境の変化★★
  • 飼い主様の転職やワークスタイルの変化などで、猫ちゃんが留守番する機会が増えてしまった時★★★
  • 飼い主様不在の時間が長い★★★
  • 在宅時や帰宅時における飼い主様の愛情表現が過剰★★★
  • 2匹目を迎えた時や相性が良かった猫ちゃんが亡くなってしまった時
  • お迎え直後(一般的には2週間前後)★★ 

最近では新型コロナ感染症で、飼い主様が感染し病院やホテルなどで隔離対象となり不在になってしまうことで、猫ちゃんが分離不安を発症するというケースが増加傾向にあるようです。
できる限り、飼い主様の依存度を減らすことである程度予防することができそうですので「猫ちゃんに関わる主な飼育者」を2人以上にするなどの対策をすることで分離不安による問題行動を減らす又は無くすことが可能なのではないかと思われます。

分離不安に陥る可能性のある猫ちゃんの特徴は?

分離不安の原因である「環境の変化」が、すべての猫ちゃんに分離不安が発症するわけではありません
ここでは分離不安に発症しやすい猫っちゃんの特徴を列挙しましたので、ご家庭の環境に照らし合わせ合致している内容がないかを確認してみて下さい。

  • 飼い主様が常時在宅していることが多い家庭環境で、留守番自体に不慣れな猫ちゃん
    いつもは外出することが少なかった飼い主様が頻繁に外出するようになると、猫ちゃんの不安が募り分離不安を発症してしまう可能性があるようです。
  • 過剰な愛情表現を受け続けた猫ちゃん
    寂しだろうと飼い主様から過剰なスキンシップを多く受けた猫ちゃんが多く、飼い主への精神的依存を高めている可能性があるようです。
  • 老齢猫ちゃんや病猫ちゃん
    そもそも老齢猫ちゃんや病猫ちゃんは精神状態が不安定な猫ちゃんが多く、特に聴覚や触覚(平衡感覚)の機能が低下している症状のある猫ちゃんの場合は、不安が募りやすくなるようです。
    また老齢猫ちゃんの場合は、認知機能の低下によって、更に不安を募りやすくなるようです。
  • 甘えん坊の性格の猫ちゃん
    このタイプの猫ちゃんは、飼い主様に精神的依存をしている可能性が高いようです。
    また、スキンシップを好みいつも飼い主様の側を離れないような性格の猫ちゃんは、特に注意する必要があるようです。

分離不安を発症した猫ちゃんへの対処方法はあるのか?

分離不安に陥る原因や陥りやすい猫ちゃんの特徴を念頭に、その原因と特徴から一つ一つ対処していく必要があります。

様々な対処法がありますが、一番効果的な方法として考えられるのは、猫ちゃんは本来単独で獲物を捉えて生活をする肉食動物であり、その行動の特徴に見合った環境を作り上げていくことです。
ご家庭内で肉食動物の行動の特徴を捉えた環境作りを心がけることで、猫ちゃんの欲求が自然と満たされ精神状態を安定させることが出来、そもそも分離不安に陥る可能性を極度に低下させることが可能であると考えられます。

ペットである猫ちゃんは飼い主様の過剰な愛情を受ける機会が多いことが、本来分離不安とは無縁である猫ちゃんが分離不安を発症するケースが増加傾向にある裏付けだと考えられます。

単独動物で肉食動物である猫ちゃんの行動の特徴を以下の記事をお読みでご説明しておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

捕食行動を想定した環境作り

ご家庭内で捕食行動を想定した環境を作り上げる方法をご紹介します。
猫ちゃんは閉所狭所高所を好む野生の本能があります。

狙った獲物を見張る場所・外敵から身を守る場所を作り上げましょう。

具体的には、隠れる場所や辺りを見渡せる場所を作り上げることです。
例えば、潜ることの出来るソファーの下やテーブルの下追いやられた時に逃げ込むことの出来る穴蔵みたいな物を用意するとか、トイレをフルカバータイプにするのも良いですね、天井タイプのキャットタワーを複数用意することも良いでしょう。

これで猫ちゃん本来の野生の本能を考慮した環境を作り上げることが出来、自然と精神状態を安定させる環境が出来上がります

捕食する場面を想定した遊びを取り入れる

捕食する場面とは、以下の記事で触れておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

猫ちゃんは、動くものや音がなるものに対して敏感に反応します。
これは肉食動物である猫ちゃんの野生の本能です。

例えば、猫じゃらしを使用し、ゆっくり動かしたり、激しく動かしたりとあたかも獲物が移動しているかのように猫じゃらしを左右に振って遊ばせます
時々、猫じゃらしを捕まえ噛みつかせるとよりリアルな捕食行動の場面を作り上げることが出来ますので効果的です。
鈴のなるよく転がるボールを転がして遊ばせるのも、あたかも獲物が音を立てて走り逃げ回るシーンを作り上げることが出来ますので効果的です。

一見ただ遊んでいるように感じられますが、分離不安は不安を取り除くことが大前提となるため、猫ちゃんにとって野生の本能を駆り立て、情緒を安定させ不安を根本的に取り除くこの遊びは、一番原始的で効果的な方法と推奨されます。

縄張り意識を駆り立てる

単独動物である猫ちゃんは、自身をアピールするために縄張りを主張するためマーキング行為を行います。

マーキング行為は、猫ちゃんの野生の本能ですので、この行為を止めさせる取り組みは、猫ちゃんの不安を助長させる行為となりますので、マーキング行為をしても問題とならない環境作りを心がけましょう。

スプレー行動もマーキング行為の一種です。
例えばスプレーをしても良い場所を作り上げるとか、スプレーされていてもすぐに対処できるように壁紙を浸透しづらい壁紙や拭きやすい壁紙に変更するなど工夫していきましょう。
また、爪研ぎもマーキング行為の一種でもありますので、爪研ぎの場所を複数箇所設けるなどの工夫をしえたげましょう。

マーキング行為については以下の記事でご説明しておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。

様々な予防法や対処法はあることはありますが、今回ご紹介した捕食行動である野生の本能を駆り立てる環境作りをしてあげることで、猫ちゃんの情緒は限りなく安定するはずです。
この方法は自然と予防にも分離不安の対処法にも一番万能で猫ちゃんに負担を強いることのない安全で安心な方法と考えられます。

まとめ

過度な愛情表現は分離不安を助長させる

最後に、愛情を持って猫ちゃんに接することはとても良いことですし大切なことです。

しかし、過度な愛情表現は、猫ちゃんが飼い主様への依存を高め分離不安の兆候を助長させてしまいますので、可愛いからと言って、関わり過ぎは禁物です。
単独動物である猫ちゃんの行動の特徴を考慮するならば、過度な関わりは野生の本能を喪失させ、知らず知らずのうちに猫ちゃんに多大なストレスを飼い主様自ら与えてしまっているということを肝に命じておきましょう。

そうですね・・・猫ちゃんのほうから「構ってと寄って来た時に構う程度」が、本来の猫ちゃんと飼い主様の関係なのかもしれません。

ご家庭のローカルルールにもよりますが、適度な距離感を持って接すると良いですね。
それが愛する猫ちゃんとのバランスの取れたコミュニケーションです。

CMATERRACE SIBERIANS™

今回のテーマは以上になります。

今回お話しさせて頂きました内容が、飼い主様にとって良い結果に繋がることを願っております。
万が一記事のご説明でご不明な点などがございましたら、お問い合わせフォームよりご質問下さい。
これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、次の記事でまた皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております。

免責事項
記事内容は常に細心の注意を払いリサーチし作成しておりますが、猫ちゃんの性格・ご家庭での飼育環境・ご家庭でのルールなどはご家庭毎に違うため、必ずしも記事内容の取り組みが成功するという保証はありませんので、参考程度にお読み下さい。
また記事内容が獣医療に関する内容の場合は、法令により診断の確定や治療方針などは獣医師のみが許可されており、動物看護師ではその診断・治療法について確定し助言することは出来ませんので、参考程度にお読み下さい。
記事内容に心当たりがある飼い主様がおられましたら、一刻も早く動物病院に通院されることをお勧めします。
利用規約の詳細は、こちらよりご確認下さい。

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