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猫ちゃんの冬場の熱中症と水分補給

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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。


今回のお話しは、猫ちゃんの冬場の熱中症と水分補給についてになります。

目次

冬場も熱中症や脱水には気を付けなければならない

熱中症や脱水と言えば夏を思い浮かべる方がいらっしゃると思います。
しかし、実は冬場も熱中症や脱水には気を付けなければならないのはご存じでしたか?

人間も猫も夏は自然と喉を潤したくなりますが、冬は空気の乾燥により体から水分が失われやすい反面、気温が下がると水分補給の回数が減り、気づかないうちに体から水分が奪われていきます。
私たちは、意識的に水分を摂ることが出来ますが、猫ちゃんはそうもいきません。
気をを付けたい猫の冬場の水分補給についてポイントを確認していきましょう。
私たちはもちろんのこと、猫にとって寒さや気温差は堪えるものです。
特に体力のない仔猫ちゃんにとって夏場とは違う危険性が潜んでいます。
本日は、冬場の熱中症と水分補給、天候が猫の体調に与える影響をお話しします。

室温と湿度に注意しましょう。

寒さに気を取られるばかりに、暖房器具の設定温度を高めに設定してしまうことがあります。
それに加えて、インフルエンザ(コロナウイルス)の対策などを考慮して、加湿器を併用しているご家庭も多いでしょう。
そうすると、予想以上に室温が高くなってしまうことがあり、冬であっても熱中症への注意が必要になります。同じように、ホットカーペットやこたつを好む猫ちゃん、天気の良い日に窓辺で長時間日向ぼっこをしている場面などは、気が付いときには脱水症状や熱中症になっていることがあります。
寒い時期は猫ちゃんたちも人間同様に飲水量や回数が減り、体内の水分量が少なくなる傾向にあるからです。

猫ちゃんに与える飲み物は、水道水?・ミネラルウォーター?

猫ちゃんに与える水は、基本は「水道水」で問題ありません。
反対にミネラルウォーターをお考えの方もいらっしゃると思われますが、ミネラルウォーターを与える場合は注意が必要です。
実は、ミネラルウォーターに含まれる「マグネシウム」や「カルシウム」は、猫ちゃんが摂り過ぎると尿路結石や膀胱結石の原因となります。
また、猫ちゃんは特性上匂いに敏感なため、水道水の塩素臭や食器についた中性洗剤が得意ではない猫ちゃんが多いですので、注意が必要です。

関連記事で、猫ちゃんの腎臓病について触れている記事がありますので、宜しければお読み下さい。⇩

飲水量をカバーしましょう。

寒い時期、猫ちゃんは水を飲ませるのに苦労します。
そのようなときは、スープ仕立てのおやつや缶詰を与えるようにすると効果があります。
ウェットフードで水分補給をする場合は、水煮系のウェットフードを選ぶようにしましょう。
お店などで水分補給を謳った製品を見かけることも多くなってきました。
それらを効果的に活用して。平時の水分量を維持出来る様に工夫して下さい。
但し、ウェットフードは塩分が高いため、腎臓病を患っている猫ちゃんや食事制限等で与えることができない猫ちゃんには、大変な負荷をかけてしまいます
その場合は、いつも与えているドライフードをお湯や肉類だけを煮たスープでふやかして与えると良いでしょう。
この点は掛かりつけ獣医師に相談しながら調整される方が無難です。
もちろん、最初からすべてをふやかしてしまうと食べない猫ちゃんもいますから、まずはほんの少量から試してみて下さい。

脱水症に注意しましょう。

猫ちゃんが水を飲んでくれない時に、特に注意しなくてはならないことは脱水症です。
あらゆる栄養素の中で、水は最も重要であると言われています。
猫ちゃんの体は50~60%が水分です。
50%を下回ると脱水症を引き起こします。脱水症を引き起こすと食欲減衰、行動力の低下が起こり「命に関わる」こともあります。
特に仔猫ちゃんは「下痢や嘔吐症状」で水分が不足しがちになり、成猫ちゃんに比べて重症化しやすい傾向にあります。

冬の天候急変が体調不良の原因になりうることを理解しましょう。

気圧が下がったり天候が急変すると体調を崩す人がいるように、猫ちゃんも天候によって体調不良を起こす場合があります。
特に腎臓に持病を抱えている猫ちゃんは、寒さによって飲水量も減っていることからより危険度が増します。
腎臓病については、別記事「サイレントキラー 腎臓病【腎不全】のお話し」をお読み下さい。⇩

飲水量や排尿回数をチェックしましょう。

毎日の飲水量や回数、排尿の回数や量、わかるなら色までチェックし記録するようにすることで、ほんの少しの変化にもすぐに気づけるようになります。
ただ単に室温を温かく保つだけで安心せず、猫ちゃんに起こりうる冬場の危険性を知り上手に対処することで、安全に寒さを乗り切るようにして下さい。

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これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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記事内容は常に細心の注意を払いリサーチし作成しおりますが、猫ちゃんの性格・ご家庭での飼育方法やご家庭でのルールはご家庭毎に違いますので、必ずしも記事内容の取り組みが成功するという保証はありませんので、参考程度にお読み下さい。

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