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【しつけ方】人間の食べ物に興味を持ち始めた時の予防法と興味を持ってしまった時の対処法とは? 前編

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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。

目次

猫ちゃんの「しつけ」の前提条件

  1. 家庭の中で猫ちゃんにどう過ごしてもらいたいのかが明確になっていますか?
  2. ご家庭の中でやって良いこととやってほしくないことの一線を定めていますか?

なぜこの質問を最初に皆様に問いかけたのか。
猫ちゃんの「しつけ」と一言で言っても、「動物の福祉」の範囲内において、それぞれご家庭の事情がありご家庭内でのローカルルールが存在するはず」だからです。

Gerbera

特にルールを設けることなく「自宅内を自由に過ごしてもらっても構わない」という方向性なのであれば、制限がないわけですからテーブルの上に登ろうが、キッチンの上に登ろうが、冷蔵庫の上に登ろうが、人間のご飯をつまみ食いしようが・・・
無限大に自由が存在し「何をしても自由」ということですから、このような方向性のオーナー様は、今回の記事を真剣にお読みになる必要は全くありません

Climbing Lily

自由に過ごしてもらいたい気持ちはあるけれど、ある一定のルール(人間と猫ちゃんとの境界線を引きたい)を設けたいオーナー様にとっては、今回の記事は大変有意義な時間となることでしょう。

人間と動物では理解のメカニズムが違う

そもそも動物と人間が共生していくためには、人間と動物のメカニズムが根本的に違うため、人間と動物との境界線を引くことはごく自然なことです。

「人間の子どものしつけと同じように猫ちゃんにも同じようにしつけをしています」と言うことをよく耳にします。
人間の子どもと同じように家族の一員として扱っています」という意味においてはとても素晴らしい方向性です。

ですが・・・
人間と動物とでは生態系そのものが違うわけですから「人間と全く同じように」しつけをすることは無理です。
それ以前に人間は人間、猫ちゃんは猫ちゃん、互いの生態系を尊重し合うべきでしょう。
生態系を無視したしつけは、猫ちゃんにとって苦痛でしかありませんので「猫ちゃんには猫ちゃんに見合ったしつけ方」をしていくように心掛けましょう。

それでは前段が長くなってしまいましたが、本日のテーマは「人間のご飯に興味を持ち始めた時の予防法と興味を持ってしまった時の対処法」前編ついてになります。
少々長文になりますので、先にお時間を設けて頂きじっくり理解を深めて下さいね。

しつけの基本は予防から

人間の食べ物に興味を持つのは「人間がご飯を食べる場所」や「人間のご飯が置いてある場所」を「共有してしまった結果」が招いたことが大多数を占めます。
そもそも人間の食べ物に興味が沸いたのには必ず「きっかけ」があったはずです。

きっかけのキーワード

きっかけのキーワードとは以下の4つです。

  • 膝上
  • テーブル
  • 残り物
  • 給仕

4つの共通点

きっかけのキーワードに4つの共通点を加えるときっかけが繋がっていきます。

  • 登る
  • 手を掛ける
  • 人間との共有
  • 与える

これらを知らず知らずの内に可愛いからなどの理由で許してしまい、それが長期化しルーチン化してしまった結果に他なりません。
それでは、一つ一つ紐解いていきましょう。

きっかけのキーワード「テーブル」

きっかけのキーワードである「テーブル」についてご説明していきましょう。
テーブルというキーワードは上記4つの共通点すべて当てはまります。
この4つの共通点を予防することが出来れば、今回のテーマはクリアできたも同然です。

当キャッテリーのローカルルール

まずは、当キャッテリーのローカルルールを基に猫ちゃんたちの過ごし方を例に挙げていきたいと思います。
当キャッテリーの猫ちゃんたちは「テーブルの上に登ったり、冷蔵庫の上に登ったり等の行為は一切禁止」というルールを設けております。
更には「テーブルに手を乗せることも禁止」にしています。
ここまで徹底するのには理由があります。

猫ちゃんの理解の仕方(覚え方)が人間と違う

ローカルルールを徹底する理由とは、猫ちゃんの理解の仕方(覚え方)が人間と違うためです。
少し難しく言いますと、人間と猫ちゃんの脳の発達段階が違うためです。
そもそも人間は「〇〇は禁止」を考える際、その類似ケースも同様に「このケースも〇〇禁止だろうと連想して理解します猫ちゃんにはこの連想が理解出来ません
なぜなら、人間はそのシチュエーションを瞬時に理解して行動に移すことが出来る生き物ですが、猫ちゃんは脳の発達段階で、そのシチュエーションを理解して行動に移すことが出来ない生き物です
猫ちゃんは人間と違い「理解して行動する」のではなく「実体験(経験値)から得た情報(視覚以外の情報:臭覚(鼻)・味覚(鼻と舌)・触覚(ひげや肌)聴覚(耳))を頼りに行動する」生き物です。
所謂「体得」という経験値の積み重ねです。
そのため、実体験したことのない事柄(シチュエーション(場面)が切り替わる)については経験値が0なのです。

例えば、リビングに食卓テーブルとリビングテーブルの二か所あるとしましょう。
この場合の猫ちゃんへのしつけとして「このテーブルは登って良し」「このテーブルは登っては駄目」という事柄は「人間であれば、二か所のテーブルに登っては駄目」と類似ケースを連想させますが、猫ちゃんにとってはこの二か所のテーブルはテーブル毎に違うシチュエーションなのです。
そもそも猫ちゃんにとって「テーブルという概念がなく」テーブルではなく「ジャンプして登る場所」と捉えているため、テーブルを理解することが出来ないのです。
これは猫ちゃんの脳の発達段階で、恐らく一生涯理解させることは難しいと医学的には結論付けることが出来ます。

しつけの考え方

「一つ一つ場面毎に区切り教え込む」ことでそれぞれのテーブルに登らせないことが可能になります。

テーブルと一括りにせず、「このテーブル」と「このテーブル」を分けて考えるとシチュエーションが違うことが解ります
しつけ方のまとめになりますが、「場面を一つ一つ区切り、しつけていく」これこそが猫ちゃんのしつけの基本原則になりますので、今日はこれだけでも覚えて帰って下さい。

きっかけのキーワード「膝上」

皆さまのご家庭で、食事をする場所が椅子ではなく座布団などに座って食べるご家庭の場合は、特に注意が必要なシチュエーションです。
人間が食事中知らず知らずの内に猫ちゃんが膝上に登ってきてそのまま座らせていませんでしょうか?
このシチュエーションは、仔猫時期のオーナー様に多く見られるシチュエーションの一つで、特に座布団などで床に座って食べるご家庭に多いシチュエーションです。
また、仔猫時期にはそれほど多く見られないシチュエーションですが、椅子の場合でも椅子に登ってきたりしてそのまま座らせたりしているというのもよく見られるシチュエーションです。

猫ちゃんの性格にもよりますが、ズボンなどに爪を引っかけ膝上に登ってくることは容易に想像がつきます。
このシチュエーションは、テーブルに手を掛ける・テーブルに登るなどの前段階としてイエローゾーンです。
更にもう一つのシチュエーションは、よく動き回り落ち着きないなどの猫ちゃんが「手が付けられないなどの理由で」猫ちゃんが行動するままに放置した結果、食事中であろうがどのような状況下であろうがお構いなくテーブルや膝上に登ってくるようなシチュエーションです。こうなると次へ移行している段階で、オレンジゾーンからレッドゾーンに移行しています。
反対に可愛がり過ぎて、食事中でも敢えて膝上に座らせている場合も、レッドゾーンへの移行段階です。
この「膝上」というキーワードがきっかけとなり、次の段階テーブルに「手を掛ける」という行動に移行していくことになります

しつけの考え方

この場合のしつけ方は、「人間の食事場所に踏み入らせない」ことがとても大切なことですが、テーブルの付近に寄らせないようにすることは同じ場所を共有している以上不可能なことです。

食卓テーブルに座っている時は、「どのような状況下でも決して膝上に登らせない」ということを徹底させることがとても重要なことです。

これは手段というよりは、オーナー様の心意気(モチベーション)に左右されることですので、心意気をしっかり持つようにしましょう。
先に申し上げました通り、猫ちゃんはシチュエーションが切り替わると経験値が0になりますので、「この状況下では良くて、この状況下では駄目」は通用しません
可愛くてしょうがないのは重々承知の上ですが、例えオーナー様が食卓テーブルに座り食事以外の事を何かしていたとしても、そのシチュエーションにおいては決して膝上に乗せてはいけません。
仮に乗ってきたとしても「毅然とした態度で叱りつけ、膝から降ろしましょう。」
この時に優しさは無用です。
「しつけ」というのは、人間に都合の良いように仕上げる行為です。
猫ちゃんには何にも罪はありませんが、人間社会に猫ちゃんが溶け込んでいる現代において致し方のないことと割り切るしかありません。

どうしても「可哀そうと嘆く」のであれば、無理をせず「制限フリー」のスタイルを貫く方が楽だと思います。
それはそれで良いそのご家庭のローカルルールとして尊重されるべきことです。

きっかけのキーワード「残り物」

もう一つのキーワードは「残り物」です。
夕食時・朝食時・昼食時、残り物をキッチンやテーブルの上に置き放しにした経験はありませんか?
ご家族の方が在宅中であれば、猫ちゃんが残り物を食べるという行為をすぐに見つけることが出来ますが、そのまま外出してしまった、就寝してしまった、ソファーで転寝してしまったというようなことがあった場合、恐らくキッチンやテーブルに登っていることでしょう。

キッチンやテーブルに登る行為が数回・数十回と毎回のことになれば、ルーチン化が加速している証拠です。
万が一ルーチン化してしまった頃に気付いたとしても、もう手遅れです。
キッチンやテーブルに登る行為がルーチン化しているため、この段階での「しつけ」は困難です。

この段階で止めさせるには、「テーブルを撤廃」「留守中や食事中はケージに戻ってもらう」手段しかありません
大切なことは、ルーチン化する前にしつける」ことにあります。

「残り物なんて放置していない」というオーナー様、残り物でなくても、ちょっと封の空いたお菓子でも同様です。
1㎜でも封が開いていたらそれは食べられていると思って下さい

必ずきっかけがあり、残り物をあさっているということはその前段階であさっていた経験があるからです。

きっかけのキーワード「給仕」

最後のキーワードは「給仕」です。
ここまでくるともうご説明不要でしょう?

食事中、膝の上に乗せたり寄ってきた時に、人間の食べ物を与えてしまうことは、人間の食べ物に興味を持つ最強の行為です。
興味を持つだけなら良いのですが、人間の食べ物には猫ちゃんにとっての天敵である「塩分」が猫ちゃんの既定量を遥かに超えた量が含まれています

腎臓病は、猫ちゃんにとっての宿命的な病いの一つですが、それをオーナー様自ら早める必要はないでしょう。
腎臓病についてご興味がある方は、以下の記事で詳しくご説明しておりますので、是非ご一読下さい。⇩

最後に

オーナーの皆様、読者の皆さま大変お疲れ様でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
生き物である以上、1+1=2と数字のようにはっきりと答えを見つけることが出来ないところが、生き物と過ごす難しさであり、そこが楽しさでもあります。

しつけの基本は予防から「予防で済せることが大前提」です。
今回の記事を参考に楽しいキャットライフを送ることが出来ますことを心より願っております。

次回後編では、「人間の食べ物に興味をもってしまった、その行為がルーチン化してしまった時の対処法」についてご説明していきたいと思います。

CMATERRACE SIBERIANS

これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。

免責事項
記事内容は常に細心の注意を払いリサーチし作成しておりますが、猫ちゃんの性格・ご家庭での飼育方法やご家庭でのルールはご家庭毎に違います

そのため、必ずしも記事内容の取り組みが成功するという保証はありませんので、参考程度にお読み下さい。
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