しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
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仔猫ちゃんをお迎えするにあたり「どのようなグッズを揃えればいいのだろう?」と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それはそれで、この時期にしか味わうことのできない最高に幸せなひと時だとは思います。
今回は、仔猫ちゃんをお迎えする方に「幸せなひと時の後押ししたい」と思い立ち、仔猫ちゃんのグッズ選びの「虎の巻」としてご活用頂きたく執筆しました。
是非グッズを揃えていく際の参考にされて下さい。
前回は、不要な栄養を排せつする場所である「トイレ」についてのお話しをさせて頂きました。
今回は、トイレに使用する「猫砂」ついてです。
今回の「猫砂」についてのお話しは、前回記事である「仔猫のお迎え準備 トイレ編」に付随する内容です。
「猫砂編」をお読みになられる場合は、前回記事「仔猫のお迎え準備 トイレ編」を先にお読み下さい。
前回記事「お食事用の食器・お水用の食器・テーブル」・「仔猫のお迎え準備ウェットフード編」・「仔猫のお迎え準備ドライフード編」「仔猫のお迎え準備 トイレ編」をまだお読みになられていない方はこちらよりお読み頂けます⇩
さて、本題に入りますがその前に・・・。
今回も前回同様により丁寧により深くお話しをさせて頂きますので、少し長文になるかと思います。
お時間ある時に、目次を目安に何回かに分けてお読み頂くのも宜しいのではないかと思います。
何度も何度も繰り返しお読み頂くことでより理解が深まりますので、仔猫ちゃんのお迎え前やお迎え後の「虎の巻」としてご活用下さい。
猫砂の種類
猫砂の種類には、大きく分けて2種類あります。
「凡用トイレ用猫砂」と「システムトイレ専用猫砂」です。
さらに、凡用トイレ用の猫砂には以下のような種類があります。
猫砂はかなり膨大な種類があるため、以下の種類はほんの一部になります。
以下のうち、システムトイレ専用猫砂で一般的に普及しているのは「木製の猫砂」と「シリカゲル+ゼオライト」です。
一番安い(6Lで600円前後)のは「ペントナイト」と「紙製の猫砂」で、一番高い(6Lで800円~1,000円)のは「シリカゲルサンド(シリカゲル+ゼオライト)」です。
一番凡用性が高いのは「木製の猫砂」か「おからの猫砂」で、一番クセが強いのは「紙製の猫砂」と「炭の猫砂」です。
☆☆☆イチオシ
☆☆ 可もなく不可もなく
☆ おすすめしない
- 木製の猫砂 ☆☆☆
- おからの猫砂 ☆☆☆
- シリカゲルサンド(シリカゲル+ゼオライト) ☆☆☆
- 紙製の猫砂 ☆
- ペントナイト(粒子状の砂利) ☆☆
- 炭の猫砂 ☆
猫砂の特徴
ペントナイト
ペントナイトはいわゆる一般的な砂に消臭効果をプラスした猫砂になります。
ペントナイトのメリット
ペントナイトのデメリット
シリカゲルサンド
シリカゲルと言えば、乾燥剤として使用されているのが有名ですよね。
そのシリカゲルを特殊加工し応用したのがシリカゲルサンドです。
凄まじい吸収力と消臭効果が特徴的な猫砂です。
シリカゲルサンドのメリット
シリカゲルサンドのデメリット
但しシステムトイレ用のシリカゲル+ゼオライトの場合は、猫砂の粒が大きく、猫砂の形状が筒状であるためシリカゲルよりかは安心安全ではありますが、どんぐりの背比べです。
どちらにしても、シリカゲルサンド(シリカゲル+ゼオライト)を選ぶ特段の理由がない限りは避けた方が無難です。
消臭持続効果は当てにならない
これはどの「猫砂」にも共通して言えることですが、特にシリカゲルサンドはおしっことうんちの吸収力が凄まじく、パッケージや説明書きに「1か月砂の取り換え不要(1匹の場合)」と謳われています。
過大広告とは言いませんが、経験上消臭効果や砂の吸収力は、到底1か月も持続しません。
毎日うんちや汚れた砂を取り除くわけですから、到底2週間も持続しません。
1週間から2週間以内を目安に猫砂の総取り替えを行うことをお勧めします。
シリカゲルサンドは、実は猫砂の総取り換えの頻度は早めなのもデメリットと言えるかもしれません。
おすすめできない猫砂は?
炭の猫砂
紙製の猫砂
家庭用掃除機の性能レベル(吸引力)で容易に吸い取れるため、掃除の頻度が苦でなければ紙製の猫砂を選ぶのも良いかと思います。
紙製の猫砂の最大のデメリット
おしっこの吸収力が凄まじく、固まると言うよりは溶けるという表現の方が正しいと思えるくらい溶けます。
ブヨブヨに溶けた猫砂が仔猫ちゃんの手足にくっついた状態だと不衛生さ極まりないですね。
発見が遅れると仔猫ちゃんが歩くところ歩くところその同線上に「紙製の猫砂」の足跡が残ります。想像してみて下さい。
悲惨な光景が目に浮かびますよね?
当ブログがおすすめする猫砂は?
当ブログがおすすめする猫砂は、以下の3タイプです。
- 木製の猫砂
- おからの猫砂
- シリカゲルサンド(シリカゲル+ゼオライト)
システムトイレを使用する場合
木製の猫砂とシリカゲル+ゼオライトの2択になりますので、仔猫ちゃんの時期は木製の猫砂を使用し、慣れてきたころにシリカゲル+ゼオライトに切り替えるのがベストかもしれませんね。
もちろん、そのまま木製の猫砂を使い続けるのも良い選択だと思います。
凡用トイレを使用する場合
凡用トイレを使用する場合は、「木製の猫砂」「おからの猫砂」「シリカゲルサンド(シリカゲル+ゼオライ)」のどれを選んでも良いと思います。
但しシリカゲルサンドだけは、仔猫ちゃんの時期は避けられる方が無難です。
いかがでしたでしょうか?
シリーズ仔猫ちゃんのお迎え準備排せつ部門の「トイレ編」と「猫砂編」を2部にわたりお話しさせて頂きました。
今回の記事が、皆さまのお役に立てたのであればとても光栄です。
「これが正解」ということがないのが、人間同様に「動物と暮らす難しさ」でもあり「動物と暮らす楽しさ」でもあります。
もし今回の記事をお読みになられた上でご質問などがありましたら個別に対応しておりますので、お問い合わせフォームよりご質問下さい。
これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。