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しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。
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仔猫ちゃんをお迎えするにあたり「どのようなグッズを揃えればいいのだろう?」と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それはそれで、この時期にしか味わうことのできない最高に幸せなひと時だとは思います。
今回は、仔猫ちゃんをお迎えする方に「幸せなひと時の後押ししたい」と思い立ち、仔猫ちゃんのグッズ選びの「虎の巻」としてご活用頂きたく執筆しました。
是非グッズを揃えていく際の参考にされて下さい。
前回は、生きる活力として一番大切で基礎となる「栄養摂取」であるドライフード編・ウェットフード編、そしてそれを入れるご飯用の食器テーブル編をお話しさせて頂きました。
今回のお話しは、不要な栄養を排せつする場所である「トイレ」についてです。
前回記事「お食事用の食器・お水用の食器・テーブル」・「仔猫のお迎え準備ウェットフード編」・「仔猫のお迎え準備ドライフード編」をまだお読みになられていない方はこちらよりお読み頂けます⇩
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さて、本題に入りますがその前に・・・。
今回も前回同様により丁寧により深くお話しをさせて頂きますので、少し長文になるかと思います。
お時間ある時に、目次を目安に何回かに分けてお読み頂くのも宜しいのではないかと思います。
何度も何度も繰り返しお読み頂くことでより理解が深まりますので、仔猫ちゃんのお迎え前やお迎え後の「虎の巻」としてご活用下さい。
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なぜ、トイレ(猫砂)が必要なのか?
仔猫ちゃんのトイレなどをご準備される前に、どうしてトイレを準備する必要があるのだろうか?とふと疑問に感じたことはありませんか?
例えば、なぜ猫ちゃんのトイレは「砂」なのだろう?など・・・。
まずはトイレなどをご準備される前に、その「どうして?」「なぜ?」を解決する必要があるのではないかと思います。
砂をかけるという行動習性
その疑問の答えは、猫ちゃんの行動習性にあります。
猫ちゃんは、代々単独で行動する「狩猟動物」です。
狩猟動物である猫ちゃんは、以下の2つの理由がトイレに纏わる行動習性になります。
- 「敵から攻撃を受けないようにするため」に、痕跡を残さないよう自身の排せつ物の匂いを隠す。
- 「獲物を捕らえやすくするため」に、痕跡を残さないよう自身の排せつ物の匂いを隠す。
この匂いを隠すための行動が、自身の排せつ物に砂をかけるという行為です。
これは野性の本能が代々受け継がれているため、現代の安心安全である自宅内においても敵から身を守る必要性や獲物を狩る必要性がなくても自身の排せつ物に砂をかけるという行為をします。
猫砂は用意する必要はあるの?
昔と違い現代の猫ちゃん用の猫砂というのは、この行動習性を満たすために必要不可欠な衛生用品です。
この行動習性を満たしてあげることで、野生の本能を維持させている行為であると言えます。
よって猫ちゃんをお迎えするにあたり「猫砂」は必須アイテムなのです。
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砂をかける行為はトイレ内だけではない
実は猫ちゃんが砂をかける行為をするのは、トイレ内だけではありません。
現代の猫ちゃんは昔と違い、敵から身を守る必要もないですし、獲物を狩る必要もありません。
それなのになぜ自身の排せつ物に砂をかけ、自身の匂いを隠す必要があるのでしょうか。
その理由は「行動習性」にありますので、砂をかけるという行為自体にあまり意味はありません。
しかし繰り返しになりますが、野生の本能を満たしてあげるためには「猫砂」は必要不可欠です。
排せつ物ではなくても床やカーペットなどで砂をかける行為をする場合がありますが、それは排せつを済ませた後の行為ではなくその前後の行動で匂いを隠す行為をしなくてはならない何らかの事態があったのかもしれませんね。
トイレではない場所で排せつをしてしまった場合
砂をかけるという行為自体にはあまり意味はありませんので、その点は心配はいらないかと思います。
但し、トイレではない場所で実際に排せつをしてしまった場合は、問題行動となり得ますので注意深く見守る必要があります。
例えば、「過剰なストレス状態」「泌尿器系の病気」「トイレ内で排せつをするという習慣化が為されていない」などが挙げられます。
トイレの習慣化が為されていない場合の具体的なケースは、ブリーダー宅から飼い主様のご自宅へ居住環境が劇的に変わった時などが挙げられます。
居住環境の変化があった時は「排せつはトイレで済ます」ということを最優先に必ず習慣化させておきましょう。
トイレの場所やトイレの形状の変更は慎重に
猫ちゃんが粗相という問題行動をとる時は、居住環境の劇的な変化だけではありません。
特に仔猫ちゃんの場合は、環境変化という慣れに心身共に耐性が身についていません。
この耐性は年齢や性格にもよりますが、徐々に人生観と言いますか生活観を身についていくものですが、仔猫ちゃんの場合はそうはいきません。
この環境の変化には、トイレの場所を一度決めた場所から変更した時やトイレの形状を変更した時も環境の変化に繋がりますので注意が必要です。
お迎え直後(大体2週間程度)で居住空間に慣れていない期間は、ちょくちょくトイレの場所やトイレの形状を変更するのは控えた方が無難です。
仔猫ちゃんの体調不良は成長過程に多大なリスクを被る
ここでは割愛しますが「過剰なストレス状態」が要因で「免疫低下」を引き起こし、その結果様々な体調不良を引き起こします。
体調不調の代表的な症状の表れとして、「ストレス性結膜炎」「食欲不振」「水分量の低下」「軟便や下痢・嘔吐」「体重減少」「行動意欲低下」「不潔感」などが挙げられます。
これらの症状は、仔猫ちゃんという大切な成長時期に体調不良が長期化すると成長過程に多大なリスクを被りますので、成猫へのステップアップに多大な影響を与えてしまいます。
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トイレの種類
如何でしたでしょうか?
ある程度トイレの必要性についてご理解頂けたのではないかと思います。
それでは、次はトイレの種類についてお伝えさせて頂きます。
トイレの種類には、大きく分けて2タイプあり、それぞれ2種類あります。
凡用トイレ
一般的なトイレのタイプです。
ハーフタイプとフルカバータイプがあります。
凡用トイレのメリット
凡用トイレのデメリット
おすすめ商品
ハーフ(カバー)タイプ
フルカバータイプ(ドーム型)
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システムトイレ
うんちの場所とおしっこの場所が分離しているタイプのトイレです。
「花王のニャンとも」や「ユニ・チャームペットのデオトイレ」の2択
「花王のニャンとも」や「ユニ・チャームペットのデオトイレ」が有名ですね。
特段お気に入りや拘りがない限りは、どちらかで選ぶと間違いないと思います。
トイレも猫砂も「花王のニャンとも」よりも「ユニ・チャームのデオトイレ」の方が安いですね。
当キャッテリーでは、半々で使用しています。
ハーフタイプとフルカバータイプ、そして仔猫用がリリースされています。
システムトイレ用の猫砂の場合は、アイリスオーヤマでもシステムトイレ用の猫砂が販売されています。
花王やユニ・チャームペットトイレ専用の猫砂よりも一袋当たりは安価です。
システムトイレのメリット
システムトイレのデメリット
網状のところ一帯が不衛生に
おすすめ商品
花王 ニャンとも
ハーフ(カバー)タイプ
成猫用
仔猫用
フルカバータイプ
ユニ・チャームペット デオトイレ
ハーフ(カバー)タイプ
成猫用
仔猫用
フルカバータイプ
トイレは消耗品
トイレは使用頻度にもよりますが、半年~1年を目途に新しいトイレに交換するのが良いでしょう。
猫ちゃんはトイレの砂をかく習性がありますので、かいた時に爪がトイレ本体の淵などを傷つけ、そこに雑菌を蓄積させてしまうため不衛生になります。
細目まで清掃したとしても傷ついた内部までは清掃出来ません。
爪痕が顕著にみられる時が交換サインです。
個人的な感想になってしまいますが「白色のトイレ」をお買い求め頂きますと、傷や汚れが目立ち清掃の目安(交換の目安)が分かりやすく衛生的と思われます。
トイレの設置個数
トイレの個数は、猫ちゃんの居住する空間毎に1個が目安になります。
例えば、リビングと隣接する部屋・廊下などが猫ちゃんの居住空間だとした場合、3個置くのが理想です。(リビング1個、部屋1個、廊下1個)
但し、廊下を省いたリビングと隣接する部屋にそれぞれ1個ずつ置いても問題はありません。(リビング1個、部屋1個)
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これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。