仔猫ちゃんの成長過程の中で一番大切なのことはドライフードの選定です。
ドライフード?ウェとフード?間食(おやつ)?サプリメント?と色々と悩まれるかとは思いますが、まずはドライフードから悩んで行くようにしましょう。
仔猫ちゃんの身体の大きさ(タイプ)に対しての考え方
仔猫ちゃんにどのようなドライフードを与えればいいのか?
仔猫ちゃんに必要な栄養素は?その比率は?
などなど、この記事を読んで頂けるだけで、紹介するドライフードを選んでおけば間違いない!子猫用ドライフードを知ることができますので、ぜひ最後までお読み下さいね。
まずは、この記事をお読みになる前提条件をお伝えします。↓↓↓
この記事では、仔猫ちゃん(生後2か月以上1歳半まで)に焦点を当てております。
成猫ちゃん(1歳半以上7歳)や肥満・肥満傾向の猫ちゃん・病猫ちゃん(腎臓病・糖尿病など)に焦点を当てておりませんので、ご留意の上お読み下さい。
しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。
ドライフードとは?
ご飯は、生き物にとって一番大切で、飼い主様が一番頭を悩ませるジャンルだと思います。
ドライフードは一粒の中に三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物(糖質+植物繊維)が詰まっており猫ちゃんの主菜・副菜と全部がひとまとまりになっています。
どのようなドライフードを選ばれるのかによって「今後どのように仔猫ちゃんを育てていきたいのか?」飼い主様の方向性(考え方)が決まっていきます。
但し、飼い主様がどのような方向性にしたとしても、これからお迎えする猫種によっては適切・不適切なフードもありますので、ご説明を加えたいと思います。
必要な栄養素はボディータイプ毎に違う
ドライフードを猫種別で判断する場合、その第一歩として猫種のボディータイプを知ることから始まります。
CMATERRACE SIBERIANS™はサイベリアンという猫種をブリードしていますので、例として挙げておきます。
サイベリアンのボディータイプは、ロング&サブスタンシャルというボディータイプです。
このボディータイプに属する猫種は、長毛種では「サイベリアン」のほかに「メインクーン」「ノルウェージャンフォレスト」「ラグドール」「バーマン」などが同グループに該当します。
そのため、ロング&サブスタンシャルタイプに適したドライフードを選ばなくてはなりません。
一番激しく成長する仔猫の時期にボディータイプ別のフードを与えないと、大人へ向けた十分な成長を促すことが出来ませんし、最悪栄養失調状態に陥る可能性があります。
この点は十分に慎重になりたいところです。
ロング&サブスタンシャルタイプに適した栄養素
ロング&サブスタンシャルタイプという意味は、骨太・筋肉質でボディーがある程度長い猫種を指します。
所謂「大型猫種」のことを指します。
高タンパク質・高脂質なフードを選びましょう
ロング&サブスタンシャルタイプは骨太・筋肉質でボディーがある程度長い猫種ですので、そのサイズ感に見合った栄養素が必要となります。
これはとても大事なことですので、絶対に頭に叩き込みましょう。
ロング&サブスタンシャルタイプの猫種に必要な栄養素とは?「高タンパク質・高脂質」ということになります。
特に、脂質が重要になります。
タンパク質40%以上、特に脂質20%以上
ロング&サブスタンシャルタイプの中でもサイベリアンは特にボディーの丸みが特徴的な猫種です。
同タイプであるメインクーンやノルウェージャンフォレスト・ラグドールなどの猫種も同様ですが、これら猫種以上に高カロリーな栄養素が求められます。
よくオーナー様に、サイベリアンは「お相撲さん体型」と例えて説明しております。
この体型に見合ったドライフードを選ぶことがとても重要なポイントとなります。
「タンパク質34%以上・脂質18%以上」のドライフードを選ばれると良いでしょう。
フードメーカーが限定的となってしまいますが、欲をかくなら「タンパク質40%以上・脂質20%以上」のドライフードを選びたいところです。
サイベリアンの性格・風貌については以下の記事に書かれておりますので、ご興味がある方はお読みになられて下さい。
仔猫時期に最優先すべきこと
よくインターネットで謳われている内容は、一般的な成猫時期の内容が殆どで大多数のシェアを占めています。
ドライフードを与える場合は、猫種別・ライフステージ別・現病の有無・猫ちゃんの嗜好などでドライフードをその都度変化していかなくてはなりません。
ドライフードを選ぶ際は猫ちゃんの年齢や体質を考慮しなくてはいけませんが、お迎え時のこの仔猫時期はその点を考慮する必要は全くありません。
それよりは成猫(大人)に向けて成長を促していく方が最優先となります。
中年期・高齢期(5歳以降の猫ちゃん)の猫ちゃんであれば高脂質なフードはNGとなってくる時期ですが、仔猫のこの成長時期に健康面を考慮しすぎて、低栄養素のフードを与えないように、十分吟味してフードを選びましょう。
おすすめのドライフード3選
ここまでの話を踏まえて、私がロング&アブスタンシャルタイプの仔猫ちゃん、特にサイベリアンに適したドライフードをご紹介させて頂きます。
私がお勧めするフードは、以下の3フードです。
結論を申し上げますと、この3社であればどれを選んでも最高フードです。
言い方を変えると、経験則からこの3社以外は与えないほうがいいということになります。
- BEST アニモンダ社 フォムファインステン・デラックス キツン
- 2nd BEST ソリッドゴールド社 インディゴムーン
- 3rd BEST オリジン社 キャット&キティ
それでは、一つずつ詳しくご説明していきます。
アニモンダ社 フォムファインステン・デラックスキツン
原材料は、鳥肉粉(低灰)、ライス、コーン、鳥脂肪、コーンタンパク、鳥レバー、
サーモンオイル、加水分解鳥タンパク、ビートパルプ、イースト、乾燥全卵、オート麦繊維など
栄養成分値は、タンパク質34%以上・脂質21%以上
アニモンダ フォムファインステンデラックス キツンをご検討中の方は、以下からご購入頂けます。⇩
ソリッドゴールド社 インディゴムーン
原材料は、ドライチキン・ポテト・カノラオイル(混合トコフェロールによる保存処理)・えんどう豆・チキン・オーシャンフィッシュミールなど
動物の肉をベースにしているフォムファインステンデラックスに対し、インディゴムーンはポテトなどを追加し、総カロリーを上げています。
栄養成分値は、タンパク質42.0%以上・脂質20.0%以上
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オリジン キャット&キティ キトン
原材料は、鮮鶏肉, 新鮮七面鳥肉, 新鮮イエローテイルカレイ, 新鮮全卵, 新鮮丸ごと大西洋サバ, 新鮮鶏レバー, 新鮮七面鳥レバー, 新鮮丸ごと大西洋ニシン, 新鮮鶏心臓, 新鮮七面鳥心臓, ディハイドレート鶏肉, ディハイドレート七面鳥肉, ディハイドレート丸ごとサバ, ディハイドレート鶏レバー, ディハイドレート七面鳥レバーなど、裕福に動物の肉を使用しており、肉食動物である猫ちゃんの特性をきちんと捉えています。さすがオリジンですね。
栄養成分値は、たんぱく質40%以上・脂質20%以上とタンパク質と脂質とのバランスがよく配分されています。
全体的な「質」を考慮するとオリジンがBESTなのですが、私が第3位にした理由は以下の通りです。
- オリジンの場合は約7,000円(1.8㎏約1か月分)と高く、「とにかく高価である」こと。
- それであれば、フォムファインステン・デラックスキツンの方が安価であること。
- 「仔猫時期に必要な栄養素が脂質が20%」とフォムファインステンデラックスキツンと比べると、1%の差が大きいといういこと。
- フォムファインステン・デラックスキツンと同様に動物の肉が主体であるということ。
- 動物の肉が主体であれば、脂質が21%あるフォムファインステン・デラックスキツンに軍配が上がること。
オリジン キャット&キティをご検討中の方は、以下からご購入頂けます。⇩
まとめ
- 成脂質(♛21%)とコスパ重視なら
♔アニモンダ フォムファインステン・デラックスキツン - たんぱく質(♔42%)と食いつき・コスパ重視なら
但し、アニモンダもオリジンも食いつきに差はあまりなように思えます。
♕ソリッドゴールド インディゴムーン - 価格はさて置き、平均的なバランス重視なら
♛オリジン キャット&キティ
驚愕の脂質(♛21%)サイベリアンの子猫用ならこれ以上のものはない!
♔アニモンダ フォムファインステン・デラックスキツン↓
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たんぱく質(♔42%) 食いつき・コスパ重視なら
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価格はさて置き、バランス重視なら
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最後に、輸入品は必ず「正規品」を購入するようにしましょうね。
これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。