しーまさんちの猫ブログ運営者の CMATERRACE SIBERIANS™(サイベリアンブリーダー・キャットグルーマー・動物看護師)です。
私自身の詳細は、プロフィールページに記載してありますので、以下の詳細ページよりご確認下さい。
仔猫ちゃんをお迎えするにあたり「どのようなグッズを揃えればいいのだろう?」と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それはそれで、この時期にしか味わうことのできない最高に幸せなひと時だとは思います。
今回は、仔猫ちゃんをお迎えする方に「幸せなひと時の後押ししたい」と思い立ち、仔猫ちゃんのグッズ選びの「虎の巻」としてご活用頂きたく執筆しました。
是非グッズを揃えていく際の参考にされて下さい。
前回は、ドライフードの縁の下の力持ちとしての立役者、仔猫時期にはとてもとても大切なウェットフード(補完食)のお話しをさせて頂きました。
今回は「お食事用の食器・お水用の食器・テーブル」についてのお話しになります。
前回記事「仔猫のお迎え準備ウェットフード編」と前々回の記事「仔猫のお迎え準備ドライフード編」をまだお読みになられていない方は、先にお読みになられますとより理解が深まると思います。⇩
行動習性を理解しましょう
隣の芝は青く見える(頭数+1の法則)
猫ちゃんのお迎えが決まりましたら、まずはフード用の食器を頭数+1とお水用の食器を頭数+1を用意しましょう。
しかし、ただ用意するのではなくちょっとした工夫が必要です。
前回記事でもお伝えさせて頂きましたが、猫ちゃんは「隣の芝は青く見える」という言葉がとっても似合う生き物です。
ご飯の食べる場所(人間でいうダイニング)を最低2か所以上・食器は2つ以上の合計4つ用意する必要があります。
これは、食料に在りつけなかった時に「自分の食料を貯めておく野生時代の行動習性が残っているため」です。
ご飯の量を増やすのではなく量を分散させる
ここで問題となるのは、フードの量はどうしたら良いのかという問題です。
ここで大切なことは「猫ちゃんの行動習性を活かす」ことにありますので、フードの量を増やすのではなくフードの量を分散させることで解決できます。
例えばお迎えする猫ちゃんの1日の食事量が100gであった場合は、2か所で200gではなく1か所50gに分散して与えるようにしましょう。
実際の食事量は、お迎え時ブリーダーさんから1日の摂取量の説明を忘れずに受けるようにしましょう。
同じ種類のフードを与えるべき? 違う種類のフードを与えるべき?
自分の食料を貯めて置き他の食料を奪う行動習性ですので、2か所には「違う種類のドライフードを与えてもいいです」し、「同種のドライフードを与えてもいいです。」ここに関連性はありません。
飽き防止には違う種類のドライフードを与える方が猫ちゃんにとってメリットがあるかもしれません。
行動習性を最大限に活かす環境を整えましょう
よく猫ちゃんが全然フードを食べてくれないという悩みを抱えている飼い主様を見かけます。
当キャテリーでも、お引渡し後のお問い合わせベスト3に入るくらいです。
猫ちゃんがフードを食べてくれない原因
これはお引き渡しという環境の変化が大きな原因なのは間違いないことで時間と関わりが解決してくれますが、猫ちゃんがあまり食べてくれない原因の一つに、猫ちゃんの行動習性を活かしきれていないことが原因の可能性があります。
病気の可能性を視野に入れる必要はありますが「元気なのになぜか食べてくれない」原因は、行動習性を活かしきれていないのかもしれません。
病気の原因だけに囚われず、環境の改善にも力を注ぎましょう。
解決策
- ダイニングを頭数+1増やす(最低でも1匹なら2か所、2匹なら3か所)
- 食器の数を頭数+1増やす。(最低でも1匹なら2個、2匹なら3個)
当サイトがおすすめするフード用食器・お水用食器
フード用の食器を選ぶ際は、仔猫ちゃんの食事タイプ(性格)を知ってから用意するほうが無難です。
猫ちゃんのフードの食べ方は、基本的に「舌の上に載せて口の中に入れ込むように食べる」のが一般的です。
そこに猫ちゃんの性格(個体差)が加わり、大きく3タイプに分けられます。
どのタイプもメリットがありデメリットもあります。
ここで紹介するタイプは、行動学的な視点にたってご説明しておりますが、飼育経験上の説明であり専門文献などで書かれている専門用語ではありませので、その点を踏まえてお読み下さい。
仔猫ちゃんのタイプ別の食べ方
舌で舐めながら少量ずつ食べるタイプ
このタイプの猫ちゃんは、舌で「ぺろぺろ」と舐めるように食べるタイプです。
メリット
デメリット
このタイプの仔猫ちゃんにおすすめするフード用の食器は以下の食器です。
この商品は、舌で「ぺろぺろ」と舐めるように食べるタイプの仔猫ちゃんに向いています。
オーソドックスな商品になりますので、どの食事タイプの仔猫ちゃんにもあ相性が良いです。
ご購入はこちらから⇩
口を大きく開けてガッツクタイプ
このタイプの仔猫ちゃんは、勢いよくフードをたくさん口の中に含み一気に食べ終えるタイプです。
メリット
デメリット
このタイプの仔猫ちゃんにおすすめするフード用の食器は以下の食器です。
このタイプの猫ちゃんは食事摂取量の把握が必要なため、自動給餌器が大変役に立ちます。
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フードを押し付けながら食べるタイプ
このタイプの仔猫ちゃんは、ブルトーザー(ラッセル車)のようにフードを押し付けて食べるタイプです。
メリット
デメリット
このタイプの仔猫ちゃんは、この子の性格に合った適切なフード用の食器を選んであげることで改善します。
このタイプの仔猫ちゃんにおすすめするフード用の食器は以下の食器です。
この商品は、傾斜がありフードを押し付けて食べるタイプに向いています。
高さがあるタイプですので、仔猫ちゃんの体格によっては食卓テーブルを購入しなくて済むかもしれません。
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猫ちゃん用食卓テーブルを用意しましょう
猫ちゃんのお食事で食器のほかに用意したほうがよいものがあります。
それは食器を載せる台「猫ちゃん用の食卓テーブル」です。
これは任意に思われるかもしれませんが以下に食卓テーブルを用意する必要性を記載しておきますので、お読み頂ければ食卓テーブルは必須アイテムであることをご理解頂けると思います。
「猫ちゃん用食卓テーブル」の役割は、姿勢保持と逆流防止(吐き戻し防止)になります。
姿勢保持の役割
「猫ちゃん用の食卓テーブル」があれば、猫ちゃんの首が食事中に下がり過ぎず姿勢を保ちながら食事をすることが出来るようになります。
折角、可愛らしい仔猫ちゃんをお迎えするわけですから(特に血統猫ちゃんの場合)、美しいフォルムを保ちたいと思いませんか?
食卓テーブルがあれば、そのフォルムを保つことが出来ます。
また、キャットショーに出陳しようと思った時に、自分の子どもの美しいフォルムを披露するための日頃の練習にも繋がります。
逆流(吐き戻し)防止の役割
猫ちゃんが正しい姿勢で食事をしないと猫ちゃんに様々な負担を強いてしまいます。
「猫ちゃん用の食卓テーブル」を用意することで、この負担を取り除いてあげることが出来ます。
猫ちゃんの正しい姿勢とは
猫ちゃんの正しい姿勢とは、「首が肩甲骨より下がり過ぎない」姿勢です。
どれ位のテーブル高が良いのかというのは、実際の仔猫ちゃんの体格によりますので「この高さが良い」とはブログ記事でアドバイスすることは出来ません。
ご見学で体格を確認し、詳しくブリーダーさんに説明してもらいましょう。
予め見学できない場合は、画像や動画などを送ってもらい詳細をブリーダーさんから説明を受けましょう。
それでもご不安な方は、個別に対応させて頂きますので、当サイトのお問い合わせフォームよりご質問下さい。
正しくない姿勢で食事をすることの危険性
首が下がりすぎる姿勢で食事をするということは、猫ちゃんの腹部を圧迫した状態で食事をすることになり、その状態で食事を続けると食べ終わった直後又は合う程度時間が経過した時に食べた物を吐いてしまいます。
折角楽しい食事も台無しになってしまいますし、何よりも折角考えに考えた末に選んだフードの栄養素が吸収されずに栄養が体内に行き届かず、最悪栄養失調状態を引き起こし仔猫の大事な成長期に多大なリスクを生じさせてしまいます。
仮に栄養失調は免れたとしても、猫ちゃんの吐き癖に繋がり、毎回食べた物を吐き戻す行動をすることになると「命」に関わる重大な問題を引き起こしてしまいます。
この状態になってしまうと動物病院に通い詰めとなり、猫ちゃんにも飼い主様にも重い負担がのしかかってしまいます。
「猫ちゃん用の食卓テーブル」を用意することでこの重大な問題を回避することが容易ですので、出来る限り用意するようにしましょう。
当サイトがおすすめする食卓テーブル
当サイトがおすすめする食卓テーブルは以下の食器です。ご購入はこちらからど⇩
こちらの商品は、適切な食事タイプ別のフード用食器と組み合わせご使用下さい。
シンプルさがゆえにカスタマイズ性があり万能食卓テーブルです。
その分お値段もお手頃です。⇩
こちらの商品は、高さも角度も変えられる テーブルです。
この商品はフードを押し付けながら食べるタイプの仔猫ちゃんには向いていますし、それ以外のタイプの仔猫ちゃんにも向いていますので万能です。⇩
こちらの商品は、食器がセットになったもので、とてもお得です。
フードを押し付けながら食べるタイプの仔猫ちゃんには向いていませんが、それ以外のタイプの仔猫ちゃんには向いています。⇩
これからも飼育に関する内容や病気予防に関する内容をお伝えさせて頂きますので、日々の飼育の参考になればとてもうれしく思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。